債務整理からの返済記録

これまでの経緯と完済までの道のりを記録し、自分への戒めとします。

債務整理手続きの流れと経緯 その2

前回の続きを書きます。

その1のブログ

前回のおさらい

前回の内容は、

  • 債務整理(任意整理)の流れ
  • 借金の経緯と背景
  • 借金後の生活

を書きました。

今回は「借金後の生活」の続きとして、もっと詳細な内容と現在までの流れを書きたいと思います。

借金後の生活(詳細編)

借金のキッカケとなったハワイ挙式後、海外旅行にハマってしまったことで、

  • 2015年:グアム
  • 2016年:バリ島(インドネシア
  • 2017年:サムイ島(タイ)
  • 2018年:ドバイ(UAE

に行ったと書きましたが、もう少し詳細に書きますと、

  • 2014年8月:200万(ハワイ挙式)1
  • 2014年12月:10万(香港・アメリカ(オハイオ州))2
  • 2015年1月:20万(グアム旅行(3泊4日))
  • 2015年8月:10万(実家帰省)
  • 2016年3月:50万(バリ島旅行(3泊5日))
  • 2016年8月:20万(実家帰省&京都旅行)
  • 2017年8月:80万(サムイ島旅行)
  • 2017年12月:60万(愛犬手術費)
  • 2018年6月:60万(引っ越し)
  • 2018年12月:60万(ドバイ旅行(4泊6日))

このような流れでお金を使いました。

もちろんこれ以外にも生活する中でお金を使ってますが、 上記だけで合計570万も使っています。 (手術や引っ越し費用は仕方がない面もありますが)

前回の記事にも書いてますが、夏冬の賞与比率が異様に高い会社で働いておりました3ので、 そのお金を返済に充てる、、、のではなく旅行に使ってしまってました。

挙式費用を借金で賄ったことは妻も知ってましたので、賞与支給の際に 「その返済に充てるのだ!」 と、しっかりコントロール出来ていれば、3〜4年で完済出来ていたと感じてます。

これが債務整理までの流れです。

債務整理後の生活

2019年3月末に法律事務所と契約を交わし、 債権業者と弁護士の先生とで交渉を行って頂いているのですが、
私の場合は任意整理ですので、元金分の返済が必要です。
月々の返済が中断するわけではないので、契約書に基づく金額の支払いをしなければなりません。

月々の収支計算

恥ずかしい話、これまでどんぶり勘定の生活を送っていましたので、
月々の支出管理をちゃんとし始めたのは、債務整理後の2019年3月からです。。

クレジットカードの請求額も、こんなもんかな〜っとだいたいの金額を確認するだけで、 項目単位の費用なんて全く気にしてませんでした。
おそらく、誤請求があったとしても気付いてなかったと思います。。

細かい前後はありますが、月々のだいたいの収支を書きますと、

収入:¥640,000(手取り:¥550,000)4

項目 金額
基本給 410,000
住宅手当 30,000
時間外(残業)手当 100,000
副業 100,000

支出:¥417,900

項目 金額
家賃 210,000
光熱費 20,000
携帯 2,000
Netflix 900
食費(妻へ) 80,000
NHK 2,000
雑費(生活用品、美容室など) 10,000
奨学金 14,000
クレジットカードキャッシング返済 25,000
債務整理返済 54,000

このようになります。

現在は妻も働いてますので、妻が必要な生活用品はそこから捻出してもらってます。

債務整理する必要あった?

上記の収支だけ見ると、債務整理せず頑張って返済していけばよかったのでは? と感じると思います。

実際のところ、この収支(主に副業)になったのは債務整理後です。
それまでも副業はしてましたが、安定的に10万程度稼ぐことは出来ていませんでした。
債務整理後に必死に営業して自分を売り込み、時給3,000円の契約を獲得しました(この詳細は別記事にします)が、 この契約獲得前の2019年3月末、いろんな支払いが重なってしまい返済出来ないタイミングで債務整理を決断しました。

それまで贅沢してたくせに、苦しくなったら債務整理かよ、、、
って自分の情けなさに何度も落ち込みました。 決断するまで食事が喉を通らず、2週間程度は一日1食(サラダと白米1杯)の生活でした。

しかし、過去は変えられない、変えられるのは未来だ、と決断し、債務整理をすることにしたのです。

クレジットカードはどんな状況?

債務整理後は、基本的にクレジットカードは保持出来ないと言われています。
債務整理の対象になったクレジットカードは強制退会となり、 新規での契約はもちろん不可、債務整理対象外のカードでも カード会社が行う途上与信の影響で、強制退会となる可能性が高いです。
途上与信とは、入会審査とは別に契約途中で他社含めた利用状況や個人信用情報を参照し、契約者の状況に対応する為の審査です。

債務整理前、私は4社のクレジットカードを保持してました。
そのうち1社は債務整理の対象にしましたので強制退会となり、 残り3社を保持していましたが、今月、1社から強制退会の連絡がきましたので(この詳細は別記事にする予定です)、残り2社分を保持している状況です。

クレジットカードが無いと不便な部分がありますが、現金かデビットカードで代替する方法しかありません。 利用するサービスや店舗によってはデビットカードを使うことができないこともあり、 クレジットカードの代替としては完全ではありませんが、債務整理をした身としては避けれらないことです。

逆に、クレジットカードを使用しないことで、 余計な買い物をすることが無くなるので、収支改善効果はあります。

債務整理をした事実はどこまで隠せるの?

私の場合は任意整理ですので、弁護士の先生と話をして返済を進めることで交渉を進めてもらえますが、 民事再生や個人破産となると、裁判所に資産や財産の状況を全て公開しないといけませんので、 家族に秘密にして進めることが困難になります。

私は妻に内緒で進めており、今の所はバレていないと思いますが、 "女性の勘"という武器がありますので、実際のところは不明です。

債務整理をしたことで人生が終わるわけではありませんが、 妻や家族に話す場合、 「債務整理するほどお金の管理ができない人とは思ってなかった。」 と捉えられてしまうケースもあるようで、離婚などで孤独になってしまうこともあります。(弁護士の先生談)

話をすることで、家族全員で取り組んで完済していくんだ!と一致団結するケースもあり、 ケース・バイ・ケースですので、ご自身の状況を加味して判断する必要があります。

債務整理後、生活に大きく影響する部分は?

任意整理の場合は、信用情報に傷がつくことで影響する上記のクレジットカード問題が一番大きいと思います。 不動産や車などを購入する予定で、ローンを組む予定の方も影響があります。 私はどちらも予定がありませんので書きませんでしたが、ローン審査は間違いなく通りません。 現金で購入するか、信用情報が回復してから契約されるのが良いと思います。

傷がついた信用情報が回復するまでどのくらいかかるの?

完済してから5年間です。完済してから、がポイントです。 つまり、完済計画が5年の場合は

  • 完済期間(5年) + 信用情報回復期間(5年)

が必要です。

早めたい場合は、完済期間を短くするしか方法がありません。 私もまとまった収入があった場合は、返済に充てることを考えています。

まとめ

  • 借金を自分の都合で良い方に考えたら終わり
  • 借金は資産ではなく負債ということを強く意識すべき
  • お金に無頓着、はメリット一つもない
  • 債務整理を決断するときは苦しい
  • 債務整理後はクレジットカードは持てない
  • 信用情報が回復するには最長10年程度必要

  1. 借り入れは170万

  2. 仕事で合計2週間程度滞在

  3. 現在は転職して別の会社で働いてます

  4. 賞与は別途支給あり