債務整理後のクレジットカード 強制解約
債務整理をすると、保有しているクレジットカードはほとんどの確率で強制解約(退会)となります。
もちろん、クレジットカードを債務整理対象にすると即強制解約になりますが、
今回のお話は、債務整理対象外にしたケースを書きたいと思います。
債務整理から強制解約の流れ
やっぱダメか。。。
私は債務整理時に、4社のクレジットカードを保有しておりました。
そのうち、1社分を債務整理対象としましたので、3社分を保有していたのですが、
ココ1ヶ月(本記事記載時点:2019年7月)で、2社から強制解約の通達が届いた為、現在は1社分のみの保有となります。
弁護士の先生からも、対象外のカードも強制解約の可能性が高いからそのつもりで、と言われてましたが、 債務整理から4ヶ月弱経過し、その動きが無かったので「まだ大丈夫かな。。」と思っていた矢先、、、一気に2社からの通達です。
そもそもなんで強制解約がくるのかというと、カード会社は契約者の契約中与信管理の為、定期的に審査をしています。
そのタイミングで債務整理など、信用情報にキズがあると強制解約の可能性が高くなるようです。
まぁけど、正直なところ、、クレジットカードが無いと困るところはあります。
強制解約の内容
これまで強制解約の通達を受けたことない方の為に、どのような内容がくるか共有したいと思います。
まず通達方法ですが、メールやアプリでの通知は一切ありません。自宅にハガキが届きます。
よく見る、糊付けされた紙をペラペラと捲るタイプのアレです。
タイミングによっては、ハガキ通達前にカードが使用出来なくなるケースもあると思いますので、その際はそこで察することも出来るかと思います。
あとは、専用のWebサイトやアプリにログイン出来なくなるといったケースもあります。
書かれている内容は少なく、
「いつもご利用ありがとうございます。審査の結果、○月○日をもちまして、カードを解約する運びとなりましたことご報告させて頂きます。」
といったことが書いてあるだけで、他は疑問点等はコチラまで、といった電話番号の案内があるだけだと思います。
通達がきたら何をすべき?
実際に通達が来た後、何をすべきかというと
- 解約日までの利用額を確認
- 公共料金等の支払にクレジットカードを使用していた場合は、口座振替等に切り替え
- 可能な限り、通達から解約日までカードは使用しない
これらだと思います。
1.については、専用サイトがログイン出来る場合はそこで、出来ない場合は電話などで確認、
2.は、電力・ガス会社や水道局に問い合わせて、別の支払い方法に切り替え、
3.は、私の個人的なことですが、使用出来るからといってギリギリまで使用すると利用額の把握がズレるから、だけの理由なので、
別にズレてもいい方や把握出来る方は使用してもよいと思います。
やはり、2.が一番手間ですので早めに動く必要があります。
解約日以降にカード利用が発生した場合
これ、わりとやっちゃうパターン話で、
カード会社によってはカードは利用できなくとも、先ほどの2.の公共料金等で毎月請求されるケースは決済が通ることがあるようです。
この場合は、利用額通知の手紙が届き、月末に契約時の口座から引き落としされます。
「ん?これじゃ解約する前と同じだよね??」
私もそう思います。カード会社の方に直接聞いてないので、具体的にいつまでその対応が可能なのかは不明ですが、一定期間はその流れで請求がくる場合もあります。
当然、支払い方法切り替えの催促の文書が手紙に書いてありますので、無視し続けると電話なりで通知がくるのだと思います。
クレジットカードの代わりを準備しておく
債務整理後は強制解約となる、と考えて潔く他の手段を考えた方がよさそうです。
他の手段は、
- 全て現金
- デビットカード
の2つだけです。
デビットカードは与信審査はありませんので、信用情報に関係無く保有ができます。 クレジットカードで支払っていたところをデビットカードに変更できるケースもあると思いますので、早めに動いて発行しておくべきだと思います。
強制解約のメリット
強制解約のお陰とまではいきませんが、クレジットカードが使用できなくなると、翌月に繰り越す支払いが無くなりますので、キャッシュフローの改善が見込めると思います。
強制解約に落ち込むのではなく、改善出来るキッカケと捉えて取り組もうと思います。
まとめ
固定費アップは本当にツライ
前回の記事
で毎月の収支を書いたのですが、
収入に対して支出が多いことがわかると思います。
やはり固定費アップはツライだけ
ほとんどの人は、住宅費が支出の一番を占めると思います。
私の場合も同じで、身の丈にあっていないマンションに引っ越してしまったことで、
家賃が月の収入の半分程度を占めている状況です。
一般的には家賃は年収の3分の1以下がベストと言われています。
「この家賃に見合うほど、成功してやるんだ!」
と自分に言い聞かせて引っ越しを決意しましたが、やはり苦しいですね。
再度引っ越さない限り今の家賃を下げることができませんので、苦しいのです。
引っ越すにも、
- 新居の敷金、礼金
- 仲介手数料
- 引っ越し費用
が必要ですので、家賃が下がったとしても初期費用を加味して考える必要があります。
固定費以外は徹底して削減
固定費は簡単に下げられませんが、それ以外は徹底して削減しています。
無駄な買い物はしないはもちろんのこと、今では昼食費も削っています。
仕事に支障をきたすと本末転倒なので、自分の体とバランスをみて判断していますが、
今では昼食抜きでも問題無い体になりつつあります。
でもデメリットもあり、たまに摂るしっかりとした昼食後、睡魔が襲ってくることも。。。 いつも抜いてる体にがっつりの昼食を補給すると、消化に必要なエネルギーをいつも以上使っているのだと思われます。
光熱費について、これは意図的な削減ではありません。
前回の記事では20,000円と記載してますが、実際には12,000〜16,000円くらいです。
- 電気代:8,000円
- ガス代:0円(オール電化の為)
- 水道料金:6,000円(2ヶ月分)
引越し後、オール電化はガス代を払うより少し安い?と感じていて、あながち間違いではないと思います。
賃貸ですので、引越し先の設備環境次第なところがあり汎用性はないですが、参考にしてもらえればと思います。
まとめ
- 固定費で苦しむ状況が一番ツライ
- 身の丈にあってない住居には住むな(マジで)
- 固定費以外も徹底して削ることも重要
債務整理手続きの流れと経緯 その2
前回の続きを書きます。
その1のブログ
前回のおさらい
前回の内容は、
- 債務整理(任意整理)の流れ
- 借金の経緯と背景
- 借金後の生活
を書きました。
今回は「借金後の生活」の続きとして、もっと詳細な内容と現在までの流れを書きたいと思います。
借金後の生活(詳細編)
借金のキッカケとなったハワイ挙式後、海外旅行にハマってしまったことで、
に行ったと書きましたが、もう少し詳細に書きますと、
- 2014年8月:200万(ハワイ挙式)1
- 2014年12月:10万(香港・アメリカ(オハイオ州))2
- 2015年1月:20万(グアム旅行(3泊4日))
- 2015年8月:10万(実家帰省)
- 2016年3月:50万(バリ島旅行(3泊5日))
- 2016年8月:20万(実家帰省&京都旅行)
- 2017年8月:80万(サムイ島旅行)
- 2017年12月:60万(愛犬手術費)
- 2018年6月:60万(引っ越し)
- 2018年12月:60万(ドバイ旅行(4泊6日))
このような流れでお金を使いました。
もちろんこれ以外にも生活する中でお金を使ってますが、 上記だけで合計570万も使っています。 (手術や引っ越し費用は仕方がない面もありますが)
前回の記事にも書いてますが、夏冬の賞与比率が異様に高い会社で働いておりました3ので、 そのお金を返済に充てる、、、のではなく旅行に使ってしまってました。
挙式費用を借金で賄ったことは妻も知ってましたので、賞与支給の際に 「その返済に充てるのだ!」 と、しっかりコントロール出来ていれば、3〜4年で完済出来ていたと感じてます。
これが債務整理までの流れです。
債務整理後の生活
2019年3月末に法律事務所と契約を交わし、
債権業者と弁護士の先生とで交渉を行って頂いているのですが、
私の場合は任意整理ですので、元金分の返済が必要です。
月々の返済が中断するわけではないので、契約書に基づく金額の支払いをしなければなりません。
月々の収支計算
恥ずかしい話、これまでどんぶり勘定の生活を送っていましたので、
月々の支出管理をちゃんとし始めたのは、債務整理後の2019年3月からです。。
クレジットカードの請求額も、こんなもんかな〜っとだいたいの金額を確認するだけで、
項目単位の費用なんて全く気にしてませんでした。
おそらく、誤請求があったとしても気付いてなかったと思います。。
細かい前後はありますが、月々のだいたいの収支を書きますと、
収入:¥640,000(手取り:¥550,000)4
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 410,000 |
住宅手当 | 30,000 |
時間外(残業)手当 | 100,000 |
副業 | 100,000 |
支出:¥417,900
項目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 210,000 |
光熱費 | 20,000 |
携帯 | 2,000 |
Netflix | 900 |
食費(妻へ) | 80,000 |
NHK | 2,000 |
雑費(生活用品、美容室など) | 10,000 |
奨学金 | 14,000 |
クレジットカードキャッシング返済 | 25,000 |
債務整理返済 | 54,000 |
このようになります。
現在は妻も働いてますので、妻が必要な生活用品はそこから捻出してもらってます。
債務整理する必要あった?
上記の収支だけ見ると、債務整理せず頑張って返済していけばよかったのでは? と感じると思います。
実際のところ、この収支(主に副業)になったのは債務整理後です。
それまでも副業はしてましたが、安定的に10万程度稼ぐことは出来ていませんでした。
債務整理後に必死に営業して自分を売り込み、時給3,000円の契約を獲得しました(この詳細は別記事にします)が、
この契約獲得前の2019年3月末、いろんな支払いが重なってしまい返済出来ないタイミングで債務整理を決断しました。
それまで贅沢してたくせに、苦しくなったら債務整理かよ、、、
って自分の情けなさに何度も落ち込みました。
決断するまで食事が喉を通らず、2週間程度は一日1食(サラダと白米1杯)の生活でした。
しかし、過去は変えられない、変えられるのは未来だ、と決断し、債務整理をすることにしたのです。
クレジットカードはどんな状況?
債務整理後は、基本的にクレジットカードは保持出来ないと言われています。
債務整理の対象になったクレジットカードは強制退会となり、
新規での契約はもちろん不可、債務整理対象外のカードでも
カード会社が行う途上与信の影響で、強制退会となる可能性が高いです。
途上与信とは、入会審査とは別に契約途中で他社含めた利用状況や個人信用情報を参照し、契約者の状況に対応する為の審査です。
債務整理前、私は4社のクレジットカードを保持してました。
そのうち1社は債務整理の対象にしましたので強制退会となり、
残り3社を保持していましたが、今月、1社から強制退会の連絡がきましたので(この詳細は別記事にする予定です)、残り2社分を保持している状況です。
クレジットカードが無いと不便な部分がありますが、現金かデビットカードで代替する方法しかありません。 利用するサービスや店舗によってはデビットカードを使うことができないこともあり、 クレジットカードの代替としては完全ではありませんが、債務整理をした身としては避けれらないことです。
逆に、クレジットカードを使用しないことで、 余計な買い物をすることが無くなるので、収支改善効果はあります。
債務整理をした事実はどこまで隠せるの?
私の場合は任意整理ですので、弁護士の先生と話をして返済を進めることで交渉を進めてもらえますが、 民事再生や個人破産となると、裁判所に資産や財産の状況を全て公開しないといけませんので、 家族に秘密にして進めることが困難になります。
私は妻に内緒で進めており、今の所はバレていないと思いますが、 "女性の勘"という武器がありますので、実際のところは不明です。
債務整理をしたことで人生が終わるわけではありませんが、 妻や家族に話す場合、 「債務整理するほどお金の管理ができない人とは思ってなかった。」 と捉えられてしまうケースもあるようで、離婚などで孤独になってしまうこともあります。(弁護士の先生談)
話をすることで、家族全員で取り組んで完済していくんだ!と一致団結するケースもあり、 ケース・バイ・ケースですので、ご自身の状況を加味して判断する必要があります。
債務整理後、生活に大きく影響する部分は?
任意整理の場合は、信用情報に傷がつくことで影響する上記のクレジットカード問題が一番大きいと思います。 不動産や車などを購入する予定で、ローンを組む予定の方も影響があります。 私はどちらも予定がありませんので書きませんでしたが、ローン審査は間違いなく通りません。 現金で購入するか、信用情報が回復してから契約されるのが良いと思います。
傷がついた信用情報が回復するまでどのくらいかかるの?
完済してから5年間です。完済してから、がポイントです。 つまり、完済計画が5年の場合は
- 完済期間(5年) + 信用情報回復期間(5年)
が必要です。
早めたい場合は、完済期間を短くするしか方法がありません。 私もまとまった収入があった場合は、返済に充てることを考えています。
まとめ
債務整理手続きの流れと経緯 その1 ※法律事務所との契約書も公開
ブログを始めようか非常に迷いましたが、
- 自分への戒めと完済までの記録
- 同じような環境になりそう or なってしまった方の参考
として書こうと思います。
まず、債務整理には3つの手段があります。(下記リンク参照)
私の場合は「任意整理」という債務整理となりました。
内容を簡単に説明しますと、期限(大抵の場合3〜5年)を設けて金利を除いた元金分のみを分割で返済していく手段となります。
実際の内容は債権業者と弁護士との交渉で決定しますので、弁護士との契約書に記載している月々の返済額と変動があることもあり、交渉には半年程度必要らしいので、決まるタイミングもそのくらいになります。
月々の返済額が変動する要因は、「期限」と「交渉成立までの遅延損害金」ですので、弁護士との契約の際には、理解して進める必要があります。
また、「任意整理」は妻や会社に知られずに進められるメリットもあります(他の債務整理は難しい)。私の場合も妻に内緒です。。。
現状
- 債務総額:250万円(5社)
モビ〇〇:700,000円(返済額:18,000円/月)
ア〇〇 :500,000円(返済額:15,000円/月)
オリ〇〇:500,000円(返済額:10,000円/月)
バン〇〇:500,000円(返済額:10,000円/月)
ニ〇〇 :300,000円(返済額:25,000円/月)
※クレジットカードのショッピングローン - 現在の職業:会社員
- 家族:妻と私とミニチュアダックスフンドの2人 + 1匹暮らし
契約までの流れ
- 2019.3.25:給与支給額を確認し、支払いに不足が発生することを把握
- 2019.3.26:〇〇〇法律事務所の無料診断サイトに投稿
- 2019.3.27:上記法律事務所担当者と無料診断結果の電話連絡
- 2019.3.30:左記日にち付けで法律事務所との契約成立
- 2019.3末〜:債権各社から返済催促連絡が入る(弁護士に相談してますと回答)
- 2019.4末〜:返済開始(連休がある為、実質5/7から)
契約内容
- 着手金:1社あたり50,000円
- 解決報酬金:1社あたり20,000円
- 分割弁済金代理送付手数料:1社あたり1回1,000円(完済まで毎回)
- その他実費:5,000円
- 月々弁済額:54,000円
実は、任意整理の対象に含めなかったものも1社(プロ〇〇)あり、そちらは10万円の借り入れがあります。
私からの相談対象には含めていたのですが、
「10万円なら着手金や報酬金を考慮すると、現在の月々の返済額より増額になるよ」
と弁護士の先生から言われましたので、対象外としております。
なぜ借金をすることになったのか
クレジットカードを除くキャッシングの最初の借り入れについては、2014年7月まで遡ります。
10年近く付き合っていた彼女と結婚することになり結婚式どうしようかな〜、と考えていたところ、私の母から冗談交じりに「ハワイはどう?」と言われ、調べてみると意外にいいかも!となり、両家のみ参加する形でハワイ結婚式を挙げることになったのです。
しかし当時の私は、
- 2011年4月に都内の企業に就職
- 2012〜2013年までフリーランスとして働き(この時期はお金に全く余裕なし)
- 2013年3月に再び会社員に戻る
会社員となって1年が経過した程度でしたので、都内で生活する分には問題ありませんでしたが、ハワイ挙式の資金(約200万円)を支払える程度の経済力はありませんでした。
が、彼女(現在の妻)とは10年近く付き合っていましたし、フリーランス時代はお金に苦労したこともあり、迷惑をかけながら支えてもらった日々を過ごしたので、早く安心させてあげたい、笑顔にさせたい、という思いを強くもっていました。
その思いから、彼女も行きたがっていたハワイ挙式を選択することになったのです。
(もっと言うと私の父がその年にリタイヤしましたのでベストなタイミングだと解釈)
当時の貯金は50万円程度でしたので、本来であれば
- 貯金を増やしてからハワイ挙式を実行する
- 資金がかからない国内での挙式を選択する
のどちらかにすべきだったのですが、上記の通り私の甘さから都合の良いように解釈し「このタイミングだ!」と、借金をすることになったのです。
借金後の生活
借金のきっかけとなったハワイ挙式ですが、大成功と言えるくらい非常に満足した時間を過ごすことができました。自分たちも楽しめたのですが、何より、両親や兄弟(両家とも)が笑顔で楽しんでいる姿を見ると、心から「ここでよかった。」と思えました。
私も妻も海外旅行はこのハワイ挙式が初めてでしたので、「海外旅行はすばらしい!」と体で覚えてしまい、ハマるきっかけになったのです。それが返済の邪魔をすることに。。。
2014年にハワイ挙式を挙げた後、地道に返済をしていく予定だったのですが、海外旅行にハマった私たち夫婦は、
に行き、返済を進めるどころか、可能額いっぱいに借り入れを繰り返しました。
会社員としての収入は、
- 月収:手取り25万円
- 賞与:手取り150万円(夏冬)※賞与比率が異様に高い会社でした
でしたので、「賞与 = 海外旅行資金」としていたのです。
これに加え、2017年末に愛犬の手術(椎間板ヘルニア)で60万円の特別支出もあり、家計を逼迫していきました。
妻も働いておりましたので(月収15万円程度)、夫婦で税込み年収700万円はありましたが、私の甘い資金管理が影響し、返済が進むことなく、住居についても身の丈にあっていない賃料20万円のタワーマンションに引っ越し、家計を苦しめていきました。
続きは次回・・・